本読みライフ

読書ブログをやろうと思って気づいたら迷走している。

老後資金の厳しい現実

僕はもう47歳、早生まれなので来年の2月で48歳だ。

 

気がつけば還暦まで12年、年金が支給される65歳までは17年だ。

 

僕は無職、貯金も少ししかない。障害年金とかもない。年収は5万〜8万円ほど。これではほぼないに等しい。

そんな僕はもちろん現実から逃げていた。

 

だが、本当のところはどうなっているんだろうという疑問というか興味がわいてきてこのたびかなりの精度で計算してみた。

 

その結果が以下の考察である。

 

まず、還暦を過ぎた独居老人?男性?が月にいくら使うかを調べてみた。もちろん架空の人ではなく自分がだ。

 

そうすると、食費が4万(平均をググった)、家賃が16333(分譲マンションで家賃はないが管理費や固定資産税がこれだけかかる)、水道光熱費が10240(平均をググった)、通信費が5720(家のネット代とスマホ代の合計)、社会保険が11541(平均をググった)、散髪が2920(ヘアカラーの2230と格安カットの690の合計)、サブスクが738(Amazonプライム会員費とATOK)、これだけですでに合計87492円である。

 

これにあと、医療費や服とかドラッグストアで買うものとか、なにかはわからないが突発的な出費などが入ってくるがそれはなかなか正確には計算できないのでひとまず生活保護でもらえる最高の13万円程度とした。

 

13万かけるの12かけるの30で、なんと28800000、2千9百万円ほどになってしまう。老後2000万円問題ではないのだ。真実(かどうかはわからないが)は、老後3000万円問題なのである。

 

そして僕は、これにそなえてつみたてNISAとiDeCoをやっている。しかし、どう計算しても、最高の年利でシミュレーションしても、つみたてNISAで16000000円、iDeCoで百万円、遺産で2百万円、合計1千9百万円にしかならないのである。

 

しかも、無収入なので、つみたてNISAやiDeCoを今の水準で出せるのはあと約2年なのである。つまり、2年経ったら月に4万円ほどを稼がなくてはならない。

 

さらにしかもである。これは、81歳と74歳になる両親がともに98歳か91歳くらいまで生きていて、どこの施設にも入らず、年金が今の額と変わらないという前提である。

 

厳しい、厳しすぎる…。

 

ここまで計算してきて、ほとんどの人はこれが机上の空論だと言うことがわかるだろう。僕もそう思う。

 

奇跡でも起きない限り、このようなシナリオには絶対にならない。

 

だったらどうするか?

 

僕が働けばいいだけの話である。

 

のだが、である。

 

僕は障害を持っており(精神障害3級)、どうがんばっても一日3〜4時間程度、週に3〜4日程度しか働けない。

 

これは経験上わかっており、今まで何度も挑戦したが、どうしてもA型事業所の1日4時間週5日は無理であり、かろうじて可能だったのが、B型事業所の一日2時間週2〜3日だった。

 

自分が今住んでいるあたりの最低賃金は900円、がんばって3時間働いたとして2700円、それをさらにがんばって週に3日程度働いたとして8100、ひと月4週間で計算して月に32400円である。

 

これではつみたてNISAとiDeCoを払う額にも達しない。しかもこれはベストエフォートというか、うまく働けたらの話であり、僕はかつて同じような条件で働いた結果、やっと持って1年だったのである。

 

ちなみに超ホワイトの植木屋さんのネットショップやホームページの更新や管理などのやわな仕事であった。

 

そういうことをかんがえると、この計算もかなりの程度机上の空論の可能性が高い。

 

つまり、僕は事実上働けないのである。

 

詰んだ。

 

生活保護以外詰んだ。生活保護をもらうのは厳しいと聞くから完全に詰んだ。

 

もしだが、もしそうなればホームレスか餓死である。

 

だから僕は前から奥田知志牧師先生が行っているNPO法人抱樸(ほうぼく)に寄付を行っている。明日は我が身だからだ。

 

この方は長年(30年以上?)ホームレス支援の活動を行ってきた素晴らしい牧師さんでもあって、確か天皇陛下にもお会いしている。

 

認定NPO法人 抱樸(ほうぼく)

 

とにかくお話(キリスト教では説教という)がうまくて、確か著作も何冊かあるはずだ。

確か、YouTubeにも説教や、様々な著名人との対談などが上がっていると思うので興味のある方は聴いてみてほしい。

 

なんだか僕自身は自分の将来に対して不安で悲しい気持ちになってしまったが、こういう方がいる限りまだ希望はある。

 

日本が、弱者に優しい国になりますように。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。