本読みライフ

読書ブログをやろうと思って気づいたら迷走している。

死ぬことがわかったら読もうかなと思う本

読了予測:2分44秒

結論から言うと、今日大きな病院で紹介状を書いてもらい、肺と肝臓のCT、あと、胸部のレントゲンを撮りましたが、特になにもないそうです。医師が言うには。

ただ、その医師の方は呼吸器専門なので、肝臓のことはわからないから、後で何かあれば電話で連絡すると言ってましたが、多分なにもないでしょう。

とりあえず良かったです。

取り越し苦労

ということで、肺がんで余命幾ばくもないかもしれない、などと少しは思っていたのですが、何もなくてライフ・ゴーズ・オン、これからもって感じです。

ここで言うライフ・ゴーズ・オンというのは、そのままの直訳で、人生まだまだ続くよね、くらいの意味で、特に悲しい意味は含んでいません。

しかし、一度は死を考えたことだし、この際だから死に際に読みたい本をピックアップしてみました。

エリザベス・キューブラー・ロス

一番に浮かんだのは、エリザベス・キューブラー・ロスでした。

彼女のことを知ったのは、いつだったか、正確には思い出せませんが、Amazonの注文履歴に「人生は廻る輪のように」という本の注文履歴が残っていました。2003年7月31日とあります。

アマゾンの注文履歴

思い返せばその頃、ちょうど臨床心理士になろうと思ってそういう系の勉強をしていた時期と重なるので、なにか思うところがあって読んだのかもしれません。

もう20年近く前のことだし、内容とかは全く覚えていません。

Amazonのレヴューを見ると、褒めているものもあれば、後半スピリチュアルになって残念だったというレヴューもあり、そういうレヴューを読んでも内容を全く思い出せない僕なのでありました。

ただ、僕がなぜ彼女の代表作である「死ぬ瞬間」ではなく、「人生は廻る輪のように」の方を読んだのかというのは、なんとなくわかるような気がしていて、僕は科学とか真実よりも、物語の方に当時惹かれていたように思います。

とっても素敵なタイトルじゃないですか。「人生は廻る輪のように」。「死ぬ瞬間」なんてロマンもひったくれもないなんだか無味乾燥なただの論文のように思えます。

まぁ、こっちは読んでないんですけどね。

人間臨終図鑑

これは、前からタイトルと大体の内容は知ってましたけど、最近では、phaさんの「人生の土台となる読書」という本でプッシュされていたと思います。

これもいつか読んでは見たい。

だが、そのタイミングがいまいちわからない。

だからもし死を宣告されたら読んでみたいと思ったのでした。

山田風太郎「人間臨終図鑑」

ただこれ文庫で全4巻もあるんですよねぇ。

読んでるうちに飽きないかしら。

死ななくて本当に良かった

まぁ、今回のことで、少しは死を意識しましたが、なんというか、若い時(20代くらい?)と比べると、死の感度が鈍っているように思いました。

若いときの僕というのは、心気症の気があって、ちょっとした体の不調をすぐにがんなどの重篤な病気と結びつけてかなり病的な状態でした。

それで、20代なのに大腸がんの検査をしたり、喉にぶつぶつができたら(それは実は扁桃腺が腫れているだけだった)、喉頭がんじゃないかと思ったり、心臓の付近が刺すように痛かったら(肋間神経痛)、心臓が悪いんじゃないかと思ったりして深刻に悩んでました。

ところが今回は、まぁ、なんとかなるだろうし、たぶん、なんでもないんじゃないかな、とかなり思っているフシがありました。

でも、若くても、喫煙をしてなくても、肺がんでなくなってしまう人はいるし、一度死ぬつもりだったけど、幸運にも拾った命だと思って大切に残りの人生を生きていこうと思ったのでした。